

『インフルエンザ・ワクチンは打たないで!』の著者、母里 啓子(もり・ひろこ)さん (元国立公衆衛生院疫学部感染症室長でウイルス学専門)が静岡に見えて講演をして下さいました。
主催は自治体情報センター。松谷さんの古くから運動を共にされて
きた方だそうです。歴史がありますね。
参観者は30名ほど。
ワクチンの歴史から話は始まった。
大正15年より前、厚労省が無く時の内務省。
ワクチンを打たないものを追い回し、病人は隔離された。
ペスト患者が出ると家を燃やした事もあった。
しかし、交渉が2ヶ月に及び、そこからねずみが出て行かなかった
証拠はない。
1954年にインフルエンザのワクチンは製造された
以前はのどに常在するインフルエンザ菌を媒介し作った。
肺炎双球菌で作ったワクチンは時の2大政党をバックに東大、
北里でどちらが本物か争われ、大きな論争があったが、どちらも
本物ではなかった。
しかし、ワクチンの摂取は続けられる。
1994年 予防接種法が無くなり、
ワクチン摂取は1994年、学童の集団接種を取りやめた。
摂取が無くなったのに一番インフルエンザの報告が少なくなった。
厚労省も「感染を防ぐものではない」としている。
1994年 ワクチンメーカーが倒産しそうになる。
1996年 メディアが老人や赤ん坊が脳炎脳症で死ぬという
ニュースを流す。
65歳以上の基礎疾患を持つ方に予防をと呼びかける。
~2001年
5年後の見直しを視野に入れ、メーカー、関連業者による
ワクチン需要検討会が毎年開催される。
2002年 ワクチンが作りすぎて余り「インフルエンザは
風邪じゃない」と刺激、翌年売り切れ、買占めが起こった。
国は
「国民をワクチンにならしておかなければならない。作れる体制を
保持したい」との意見を発表。
そして宣伝で幾らでも売れるようになる。
今回のワクチンについて
8月桝添大臣が5000人分を確保すると決めており、担当官は
「危機管理」と称し「使わない事も考えられるが」と言っていた。
その後、桝添「摂取を新型に切り替えては」というが
メーカー側は「困る」とし、2つのワクチンを両腕に打つ事とした。
10月22日 母里さんらが申し入れ書を提出。
この時点でも危機管理とされていたが
ワクチンの輸入総額は1126億円に上る。
「危機だから輸入したというが、何時危機だったのか」
オーストラリアでは既に冬を越し、6000人の死亡を想定していた
が、わずか170人であった。
(通常時でも日本ではインフルエンザで800名が死亡)
そして日本。
ワクチンの摂取が始まって、既に副作作用により死亡した例は
2週間で13例に上る。(医師は基礎疾患での死亡ではというが)
初めて発見された高校生は健康だったが成田で一週間カンズメに
された。空気感染で防げないのにである。
早稲田大学の閉校で5万人の学生が周辺から一時消えた。
新型インフルエンザは既に変化をしている。
世界のタミフルの70%を保有し、5年間の消費期限をいつの間にか
7年に延ばした。
母里先生は言う
「インフルエンザは栄養を取って、安静にするのが一番」だと。
それと「厚労省には魔物が住んでいる」とも云った。
私たちは情報に操作されている。
以前のメディアは非難するチェック側であった。
それがいつの間にか当局側に付き、推進するようになっている。
私たちは本当の情報とは何か。
どこから得る必要があるのか、考えなければならない。
ついでに、この後川田龍平参議院議員が見えて興味深い話をした。
医師会が民主党に擦り寄っている。
小沢さんは「一次公認が欲しければ医師会から30万の名簿を出せ」
と要求している。
政治家にとって名簿は最も大事なものである。
それと、鳩山さんが壇上で「何を云ったら拍手と」若手議員に教え
若手議員は傍聴席に詰め、揃えたように動く。
何か不安を感じずには居られない。
母里さんの書籍の内容について
インフルエンザワクチンは効かない。
1.日本で接種が始まった当初から関係者にはわかっていました。効かないということが。
2.効果がないので1994年には小中学生への集団接種も中止されてしまったほどです。
3.効かないことは厚労省もわかっています。「流行対策がない」との批判を避けたいだけです。
4.インフルエンザ・ワクチンは血液中にしか抗体を作れず、のどや鼻には抗体ができません。ウイルスはのどや鼻から入るから感染はまったく防げないのです。当然「家族や周囲の人や乳幼児にうつさない」ということも不可能です。
5.インフルエンザ・ワクチンはもともと流行を予測して作られているだけ。そのうえに、インフルエンザ・ウイルスは日々猛スピードで形を変えるので効果は期待できません。
6.インフルエンザ・ワクチンは、製法上、弱い抗体しか作れません。殺したウイルスの、さらにその一部だけを使って作るので、体内で増えず、ウイルスの一部に対する抗体しかできません。
7.高齢者の肺炎や乳幼児の脳症はインフルエンザとは無関係です。「かかっても重症化を防ぐ」も嘘。そのようなデータは全くありません。
8.「打っておいたほうがいい」どころか副作用があるから怖いのです。死亡者も出ています。打たないほうが安全だし安心です。そもそもワクチンは病原菌なのだし薬事法上は劇薬です。接種にはもっと慎重であるべきです。
9.効かないことを知っている医師も多いのですが、患者離れが怖いから言えないのです。
10.インフルエンザ・ワクチンは儲かるからなくならないのです。皆さんも、マスコミやお友達の言うことを真に受けずに、この本で真実を知ってください。
本書には次のようなことも書かれています。
手洗い・うがいはじつはインフルエンザには効果がありません。ウイルスはのどや鼻の粘膜についたとたんに感染してしまうからです。対処法は日頃から健康に気をつけるだけ。
自然にインフルエンザに感染したほうが、ワクチンとは比べ物にならないほどの強い抗体が作られます。多くの人が知らず知らずインフルエンザにかかっているのです。丈夫な体でいれば症状も軽くすみます。
インフルエンザは2,3日寝ていれば自然に治る「かぜの一種」にすぎません。恐ろしい病気ではないのです。
インフルエンザにかかっても熱を下げてはいけません。熱は体がウイルスと闘っている証です。
解熱剤タミフル脳症の原因と疑われています。大人も打つのはやめましょう。
2007年春の若者のはしか流行は、誰もがはしかワクチンを打つようになったせいで起きた皮肉な現象です。はしかのウイルスに接触する機会が減ったので、ワクチンで作られた抗体が強化される機会もなく、弱くなってしまうのです。ワクチンには「絶対」も「安心」もありません......など。
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