FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

本会議質問 全文をUPします

1回目 都市林政について
日本の森林面積は国土の69%、先進国の中ではフィンランドの73%に次いで世界第2の「森林大国」です。
この面積率から見ても、日本の国土保全を考える場合にはまず山が重要であります

その日本の森林の中で手付かずの森林は全体の20%、その他は少なくとも一度は伐採され、その後再び戻ってきた2次林か、人間が植えた人工林です。 

静岡大学 農学部 環境森林科学科の水永教授は
「人間が作った森林である以上、私たちは人工林を管理し続ける責任がある」と指摘しております。


私はこれまでに静岡の環境変化を伝える映像フィルム作成のため、安部川の流域を長年にわたり見守り続けて来られた各種団体や専門家に幾度となく話を伺い、現地調査に行って参りました。

静岡市の山林では
20年前のバブル崩壊以後、木材価格の急激なる低下から林業家が激減しました。
結果、間伐が行われなくなった山林には日光が入らず、下草が生えずに、表土がむき出しになる「山の砂漠化」と言われる状態が起こりました。

河川では砂漠化した山からは土砂が流失し、川の一部では河床が数メートルも上がっています。
水源涵養の低下から水量も減少した結果、
14年前から冬場には安倍川の表流水は消え、毎年のように瀬切れ、渇水により川魚が何万引きと死ぬ姿を目にしました。

河口も水量の減少から非常に狭まっており、鮎の遡上の為に毎年のように工事用ユンボで河口を広げる工事が行われております。


海では山林から駿河湾に注ぎ込む水量が減少し、時を同じくして15年前から海底では「わかめ」や「かじめ」といった海草が姿を消す磯焼の影響により漁獲高は減少、築地で有名であった用宗産クロアワビも現在ではほとんど姿を消しました。

私は調査の結果、ここ20年間に渡る山、川、海のこの一連の環境変化の原因の多くは山の荒廃だと認識しております。


日本の国土の大部分である山林をどう守り、どう利用して行くべきか
政令市中、最も森林率が高い静岡市にとって都市林政は非常に重要な政治の役割と考え、この度質問させて頂きます。
(2.30)



(1)林業政策の転換への対応
 本年度9月市議会にて「日本の木を使う」と50年ぶりに国が方針を大転換した事をお伝えさせて頂きました。
本年11月には、森林・林業基本政策検討委員会にて「森林・林業の再生に向けた改革の姿」の最終とりまとめが行なわれました。

 ①マスタープラン【中山間地振興】
 その改革において、市町村の役割として地域山林のマスタープラン化が位置づけられました。

マスタープランでは「山林を利用目的ごと区分けした森林のゾーニング」「路網計画・図面計画化」「皆伐や更新基準及びその適応範囲を明示」「森林経営計画の認定基準」等を国の制度改正により、市町村に求められることになるわけですが、市はこれにどのように対応して行くのか


次に平成23年度より適応される「森林環境保全直接支払支援事業」が来年度より大幅に変更される事に関連して伺います。

②補助金の対象が切り捨てから利用間伐になることをどう捉えるか(中山間地振興)
まず、作業種別として大きな仕事である「間伐」に対する補助対象の変更です。
間伐は「山崩れ」を防止し、「水源涵養」能力を高めるとして、これまで進めて来られました。
しかし、間伐される材は、3点、
(1)国産の木材価格が外国産材よりも安い現状
(2)搬出に費用がかかり搬出すれば赤字になる
(3)出しても利用され難い状態
これらの理由から、これまでは間伐は山に置き去りにする「切り捨て間伐」を主としておりましたが、
来年度から国の支援事業の補助対象が「間伐は搬出間伐に限る」と適応が変更されました。
そこでお伺い致しますが、これまで「切り捨て間伐」が主体であった3点の理由を踏まえ、国の支援対象が切り捨て間伐から利用間伐になることについて、どのように考えるか

 
    ③施業では森林の集約が求められるがどのような対応を行うのか、また所有者が不明な
場合の対応についてはどうするのか
 次に集約化です。支援事業では平成23年度より施業の効率化の観点から新たに事業規模を0.5ha以上から5ha以上へと事業規模を10倍に定めました。
 集約化自体は賛成ですが、集約に際して大きくは4点、問題があります
1 特に安倍川水系では
山林地主の実態として約9割が1ha以下の小規模地主であること
   
2 次に土地の相続、住所の移転などにより
登記簿上の住所に地権者がいないこと

3 個人情報保護法により地主の所在調査が困難であること

4 集約化するに際し境界の明確化を図る必要があります
明確化する地籍調査
その進捗率は全国で48%、静岡県22%、静岡市が1.7%、市の林地における進捗率は僅か0.16%という現状です
これらの事から、現在国の集約化事業を試験的に行っている市内の林業家から
「既に不在地主が判らず、施業が出来ない。」とも伺っております。
そこで施業の集約化に際して、
これら問題点についてどのように対応してゆくのか
また、山林所有者が不明な場合はどうされるのか 
お伺い致します
(6:00)






【2回目】
(2)木材の利用促進策について
  お伺い致します
 ①公共建築物等における資産材の利用について、大規模施設の木造化を含め
具体的にどう取り組むのか、また目標数字を定めているのか

低層の公共施設に関して木造化を推進する法律が本年度制定され、本市でも推進される運びとなりましたが、静岡県では草薙体育館のような大規模建築についても木造化を進める方針を打ち出しております。
また、県では過去5年の木材利用量を2011~15年度には1.7倍。
同じく政令市、浜松でも過去5年間の木材利利用量に対して、今後5年間で1.6倍にする事を本年2月7日に決定致しました。
そこでお伺いしますが、公共建築物等における静岡市産材の利用について、大規模施設の木造化を含め具体的にどう取り組むのか、         
また静岡市も具体的な目標数字を定めているのか
お伺いいたします

 ②間伐材の利用を促進するため、歩道の材料として圧縮加工した木材の利用は出来ない
  か(道路保全課)
次に圧縮木材の利用促進です
針葉樹を圧縮する事によって非常に強い強度と耐久性を持たせる圧縮木材の研究が進められており、昨年度、国も利用推進の為に補助を行い、柏市の一部でも利用されておりました。
圧縮加工した静岡市産材の杉・ヒノキを歩道のインターロッキングブロックの代わりとして利用すれば木材利用の拡大、木材の表面温度は30度以上にならない事からヒートアイランドの防止、地下水の保全、長野県、小布施町では「歩道を栗の木」のブロックで敷き詰め、都市の景観として観光客の誘致に成功した事例もございます。
そこでお伺いしますが、間伐材の利用を促進するため、歩道の材料として圧縮加工した静岡市産材木材インターロッキングブロックの利用はできないか


 ③清水区の木材専門商社が県産材を活用した合板の製品開発を行ったが、その時に静岡
市産材は使われたのか
次に合板について伺います。
合板はベニアとして主に建築材として幅広く利用されております。
これまで原材料のラワン等の大部分を東南アジアから輸入しておりました。
平成19年度に国内で利用された合板用の木材量は1126万立米と相当な消費量が見込めます。

静岡県でもこの大きな合板の原材料需要に注目し、県産材木材で行う事を推進しております。

そこで、これまでに清水区の木材専門商社が県産材を活用した合板の製品開発を行いましたが、それはどのような事業であったか、またそれに市産材は利用されたか伺います。



 ④木質バイオマス
 次に国は「木質資源の活用」で公共建築物と同様に大きく打ち出してきたのが「木質バイオマス利用の拡大」です。
そこで伺いますが
ア 静岡市が行った新エネルギーの利用可能量調査では、
木質バイオマスの利用可能量をどのように捉えているか 
イ 次に市内で木質バイオマスの普及が進まない理由を
どのように捉えているのか
  また、普及に向けての施策を導入する予定はないのか
お伺い致します (環境総務)


 続いて、
 ⑤内装の木質化
木質内装化について伺います。
 木材の利用として最も頭に浮かぶ利用方法は建築材です。
 しかし、市内には空き家が15%を超え、国でも住宅の長寿命化、いわゆる住宅の優良ストックを支援しています。 
一方で住宅のリフォームは今後も継続性が見込める事から
住宅の内装木質化について伺います
 ア 内装の木質化にはどのような効果があるのか
 イ また、市では市民が内装の木質化をするに対して
助成等する考えはないか 教えてください。
 最後に
⑥市産材への高い関心を持つ消費者が住宅を建築する場合に直接市産材の購入や選択を行う事が困難な現状にあるが、市はこれについてどのような対策を考えているか、伺います。

環境問題や地産地消への関心から「静岡市産材の木材を利用したいがどれが市産材なのか、どこで購入できるのか判らない」という声をよく耳にします。
浜松市では「天竜木材」をブランドとして売り込み、FSCという国際認証制度を利用して地産材としてのトレーサビリティも明示しております。
そこで伺いますが静岡市では市産材への高い関心を持つ消費者が市産材の購入や選択を行って頂くために
どのような対策を考えているか、教えて下さい


 2 次に中山間地の振興について
 (1)移住促進策について伺います
  静岡市の限界集落においても高齢化が進み人口の減少が著しい状況です。
しかし、昨年の移住促進事業では僅か6世帯に対して57件の応募があったことから、決して山間地に住みたい人がいない訳では有りませんし、当局にもテレビを見て「まだ古民家はないか」と県外からの問い合わせもありました。
 しかし、これまでは静岡市に山間地の空き家や畑に関する情報がなく、一方で藤枝市は「住み替えバンク」を設立したり、今後、不動産取引料金の補助を行うなど一層の力を入れて行くそうですが
そこで静岡市として
 ①移住希望者に空き家や合わせて
農地の貸し出し情報を提供する考えはないか伺います

②移住を促進する上で一番大事なことは、地元の受け入れ体制であると考えるが、市はどのように取り組んでいくのか
②また、それらを行う上で一番大事なことは
「地元から信頼を得て情報をもらえる体制」と
「地元の受け入れ体制」の構築であると考えます
 
それらの体制作りに静岡市はどのように取り組んでゆくのか教えてください
【3回目】
3回目は意見要望を述べさせてください
(10分あれば細部も述べて良し)
1木材利用の拡大について
①まず、木質ペレットは現在の原油価格では木質ペレットの方が安いです。原油にかけている税を考えても国内、地域に投資すべきです。
②次に悔しい事に合板で清水区の木材専門商社の利用している木材
は伊豆、富士産がほとんどです。木材流通の整備をしては如何でしょうか。
③木質の内装化は静岡ではなく、お隣韓国で急激に需要を伸ばしております。ぜひ地元でも普及支援をお願いします
④地域の木材で家を建てたと聴いて「どこの木材と聞けば、だいたい答えは天龍木材」です。天竜は浜松です。
静岡の材を安倍ヒノキとして再度ブランド化できないだろうか。
 





(1)来年より、国は山から無理にでも木を出す政策を進めます
山から木材が搬出されても利用先がなければ更なる価格の下落を招きます。
早急に進めなければならないことは利用先の出口、需要の後押を市全体で取り組めるようご支援宜しくお願いいたします。


2つ目に
 国では来年度から山林を包括的に管理するフォレスター制度を設置すると伝えており、来年度は県職員のOBを起用すると伺っております。
フォレスターは幅広い知識で民有林を組織的に管理すると同時に
林業の専門家であり、その地域の山林の状態を最も知っている人間が行わねばなりません。経験を積んだプロの林業家も含めた静岡型フォレスター制度の設置を求めます。


3 移住促進について
山間地はエコヴィレッジ、ゆとり暮らしとしての関心が非常に高い地域で需要は確実にあります。今後楽しみにしております
4 マスタープラン化について、既に幾度となく、林業家等にマスタープランの説明が行われております。
確かに国の動向について情報収集するとの答弁もありましたが、ただ、県内において、富士でも浜松でも山は違います
政令市静岡として、どうするか、自ら静岡市の水源地は静岡市が保全する為にも山林、河川等に関する一層の権限の移譲を国や県に要求していただきたいと思います。


最後に
人は自然のホロンである
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

けいすけ30歳

Author:けいすけ30歳
97年 インドネシア (本当の人間的な豊かさとは)
99年  インドネシア (私たちが引き起こす環境破壊)
00年  オーストラリア  (限りある豊かな自然)
01年 オーストラリア (人間とは何か)
03年
04年 種子島 (素晴らしきスローライフ)
  自然と共に、自給自足のスロースタイルな生活を送る。
05年 静岡大学人文学部経済学科入学
08年  「静岡大学 太陽光発電導入の可能性」学内論文発表会で優勝。
 学生、職員、教員からなる「環境を考える会」設立(会員 約100名)
  経済産業省 省エネルギーセンターで省エネに関する学生初の研究発表。
09年 国立静岡大学
 人文学部経済学科 3月卒業

パーソナルデーター
職歴:農業、建築土木、製造業、飲食業、自営業
特技: サーフィン 、ギター
家族: 父 彫刻家(チェーンソーアーティスト)
     母 小学校教員(音楽教師)
     弟 八百屋
     愛犬
好きな言葉:  「まずは自ら」
   

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。